交地には吾将に其の守りを謹(つつし)まんとす。(九地)|8月1日
Release: 2020/08/01 Update: 2020/08/01
交地には吾将に其の守りを謹(つつし)まんとす。(九地)
交地吾将謹其守。
「彼我両軍がまさに戦いを交えんとする交地においては、わたしは慎重に守りを固めなければならない」
交地というのは、敵の領土内にあってもなくても、敵味方ともに進攻可能な地域である。味方だけでなく、敵も来やすいのだから、占領したら、守備を固めなければならない。ここの”謹む”とは、慎重にして念を入れることである。守りを謹むのは、単に守備を固めるだけなく、次の攻撃へのためでもある。
8月1日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
しっかりと守備を固めなければなりませんね。
両軍が入りやすい場所。
守りを固めて次の攻撃に備えること。
先に占拠すれば有利になる場所ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
道元禅師は「某は座禅を三十年余りしたにすぎない」というておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実に大したことと言っ…
自然の芸術 自然の年々、春来れば花が咲き、秋されば実を結ぶ。こうしたことは、一見すると旧態依然少しの変化も進歩もないようである。しかし、その観景に接すると、言いようもない新味を感じる。 これはどうした…
佯(いつわり)り北ぐるには従うこと勿れ。鋭卒(えいそつ)は攻むること勿れ。(軍争) 佯北勿従。鋭卒勿攻。 「③わざと逃げる敵を深追いしてはならない。 ④戦意旺盛で精鋭な敵の部隊を、まともに攻撃してはな…
男の心意気 仕事にかかる時は、帯を締め直さねばならぬ。太古の人たちは、野山で切り取ったかずらを腰に結び、平安朝時代のみやびおは石で飾りをつけた帯を束帯の上にしめた。 帯が地肌にしめられたものが「ふんど…
神様に会計を任せる ある田舎に疎開したまま、遠く南方に出ていた夫は亡くなり―その代わりに、夫の生前にその人格に打たれた人たちを四人もあずかって、昔覚えた芸道をわずかに口そそぎの料として暮らしている女性…