善を好む|9月28日のことです。
Release: 2018/09/28 Update: 2018/09/28
善を好む
善を好む。(告子下十三章)
ぜんをこのむ。(こくししもじゅうさんしょう)
【訳】
(孟子の弟子の楽正子は)善を好む人間である。
〇松陰は、「『善を好む』ということは、政治をとる人が座右の銘とすべき教えである。政治をを行うことは難しいことではない。善を好むことと他者を受け入れること、これができる人は国に利益を与える。優れた人材を登用する時には国家は安泰で、そのような人を退ける時には国家が危険になる。大事も小事もすべて善を好むか否かに起因する。畏るべきことはなはだしいものといわねばならない」と記している。
9月28日、孟子一日一言の言葉です。
善を好むことが基本ということでしょうか。
そもそも道徳、倫理自体が善を好むようにすることであるように思います。
正しい良い行いが自分の人生を良くしていくことでしょうし、善を好まない状態の人が国や自治体などの仕事をしてはいけないようにも感じます。
魔が差すという言葉もあります。
人間には心のすき間に魔があるようです。
たった一度の魔が大事なものを失うきっかけを作ります。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
矜式する所あらしめんと欲す 中国にして孟子に室を授け、弟子を養ふに万鐘を以てし、諸大夫国人をして皆矜式する所あらしめんと欲す。(公孫丑下十章) みやこのもなかにしてもうしにしつをさずけ、でしをやしなう…
仁・義 仁は内なり、外に非ざるなり。義は外なり、内に非ざるなり。(告子上四章) じんはうちなり、そとにあらざるなり。ぎはそとなり、うちにあらざるなり。(こくしかみよんしょう) 【訳】 (告子が言った)…
惟だ死を送る、以て大事に当つべし 生を養ふ者は以て大事に当つるに足らず、惟だ死を送る、以て大事に当つべし。( 離婁下十三章) せいをやしなうものはもってだいじにあつるにたらず、ただしをおくる、もってだ…
百神之れ享く 之れをして祭を主らしめて、而して百神之れを享く。(万章上五章) これをしてまつりをつかさどらしめて、しこうしてひゃくしんこれをうく。(ばんしょうかみごしょう) 【訳】 堯が舜に命じて天地…
心を専らにし志を致さざれば 今夫れ弈の数たる少数なれども、心を専らにし志を致さざれば、則ち得ざるなり。(告子上九章) 【訳】 今、あの囲碁の技術などというものは実につまらない技ではあるが、心を専一にし…