道に非らざれば|4月4日のことです。
Release: 2018/04/04 Update: 2018/04/04
其の道に非ざれば、則ち一箪の食も人より受くべからず。(滕文公下四章)
そのみちにあらざれば、すなわちいったんのしもひとよりうくべからず。(とうぶんこうしもよんしょう)
【訳】
きちんとした理由がなければ、たとえ一膳の飯であっても、貰ってはならない。
4月4日の孟子一日一言の言葉です。
堅物ではありませんが、人からなにか貰うにはきちんと理由があったほうがいいというのは当然のことです。
ましてや、おかしな理由ではいけません。
清廉潔白を通すような人物であることもまた大切です。
やましい理由ではどんなものも受け取らい気概が大切ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
一朝の患なきなり 自ら反して忠なり、其の横逆由ほ是くのごとくなれば、君子は曰はん、(中略)此れ亦妄人なるのみ、此くの如くんば則ち禽獣と奚ぞ撰ばん、禽獣に於て又何ぞ難ぜんと。是の故に君子は終身の憂ありて…
巡狩 天子の諸侯に適くを巡狩と曰ふ。(告子下七章) てんしのしょこうにゆくをじゅんしゅという。(こくししもななしょう) 【訳】 天子が諸侯の領地を巡視することを巡狩という。 〇松陰は、「時勢を得て、我…
夫れ物の斉しからざるは物の情なり。(滕文公上四章) それもののひとしからざるものはじょうなり。(とうぶんこうかみだいよんしょう) 【訳】 そもそもどんなものでも違いあって同じではないということは、もの…
不仁にして天下を得るは未だ之れあらざるなり 不仁にして国を得るものは之れあらんも、不仁のして天下を得るは未だ之あらざるなり。(尽心下十三章) ふじんにしてくにをうるものはこれあらんも、ふじんいしててん…
補ひ・助く 春は耕すを省みて足らざるを補ひ、秋は斂むるを省みて給らざるを助く。(告子下七章) 【訳】 春は耕作の状況を見て、種の不足などを補う。秋は収穫の状況を見て、道具や人手不足などを補い、助ける。…