敢えて問う、敵衆整いて将に来たらんとす、これを待つこと若何、と。(九地)|7月7日
敢えて問う、敵衆整いて将に来たらんとす、これを待つこと若何、と。(九地)
敢問、敵衆整而将来、待之若何。(曰、先奪其所愛則聴矣。)
「あえてお尋ねしますが、敵の大部隊が万全の態勢を整えて攻めて来たら、どのようにしたらよいでしょうか。(その場合は、敵が一番大事にしているものを奪い取ることだ。そうすれば後はこちらの意のままとなるのだ)」
”先奪其所愛”とは、機先を制して敵の急所をおさえること。”所愛”とは、場所でも人でも兵糧でも財宝でも、もっともその人が大事にしているものをいう。かっこ内は、曰く、先ず其の愛する所を奪えば則ち聴くかな。と訓ずる。
7月7日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
これはとても難しいようにも思えます。
絶対絶命の大ピンチです。
そのための交渉材料をいち早く入手しなければなりません。
敵が絶対に失いたくないもを死にものぐるで探す。
そうすれば交渉にもちこむこともできる。
兵は国の大事です。
今日も一日がんばります。