老木の味わい
Release: 2022/12/05 Update: 2022/12/05
老木の味わい
私は老木を見ることが好きであります。鬱然たる老木の姿に接する毎に私は、そこに完成せられた人間の内面的な消息を、まざまざと形の上に見る思いがするわけです。同時にまた、自分も年老いたならば、あの老木の持つような味わいを、多少なりともわが身の上に得られるようでありたいと思うのです。【404】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
人間だれしも年をとるわけですが、なかなか老木のようなわけにはいきませんね。
ある程度の年齢になった時どんな言葉を自分の中にもっているかも重要な気がします。
人間はなかなか変わることはできませんが努力することは必要だと思います。
それには積極的な読書などが必要なのでしょうね。
有名な老木を散策してみるにもいかもしれません。
そういう心の余裕が必要です。
関連コンテンツ
一生を真実に生きる 世の中が正直だということは、この一生を真実に生きてみたら、おのずと分かることだと思います。それが正直と思えないというのは、結局そこに自分の自惚れ根性がひそんでいるせいです。同時にこ…
真の教育 真の教育は、 相手をして生々発展させるものでなければならぬ。 教育によって萎縮するようではいけない。 学校は色々の角度から ー諸教科目を通してー 根本を一事を学ぶ処である。 そしてそれは結局…
人の長たる人において最も重要な資質は、一方では、多くの人々を容れる包容力ふあると共に、さらに今ひとつの資質として、「断」を下しうる処がなくてはならぬからである。けだし「断」は現実界における決断、決定の…
睡眠の工夫 私は、夜遅くなったなと思うと、なるべく時計を見ないで寝ることにしています。でないと朝起きてから、昨日は何時間しか寝ていないんだから」と、つい睡眠不足が気になって、余計に疲れるからです。つま…
百二十点主義 常に自己の力のありったけを出して、もうひと押し、もうひと押しと努力を積み上げていくんです。真面目とは、その努力において、常に「百二十点満点」に立つということです。 もしこの態度を確立した…