2020年3月の記事

正々の旗を邀(むか)うること無かれ。堂々の陣を撃つこと勿(な)れ。此れ変を治る者なり。(軍争)|3月31日

孫子・呉子 2020/03/31公開

正々の旗を邀(むか)うること無かれ。堂々の陣を撃つこと勿(な)れ。此れ変を治る者なり。(軍争) 無邀正正之旗,勿擊堂堂之陣,此治變者也。 「隊伍を整えて自信を以て進撃してくる敵を迎えうつべきではない。 ・・・

朝の気は鋭く、昼の気は惰(おこた)り、暮の気は帰る。故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避け、|3月29日

孫子・呉子 2020/03/29公開

朝の気は鋭く、昼の気は惰(おこた)り、暮の気は帰る。故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避け、 朝気鋭、昼気惰、暮気帰、故善用兵者、避其鋭気、(撃其惰帰、此治気者也。) 「人の気力というものは、朝は気力 ・・・

故に夜戦には火鼓(かこ)を多くし、昼戦には旌旗(せいき)を多くす。人の耳目を変うる所以なり。(軍争)|3月27日

孫子・呉子 2020/03/27公開

故に夜戦には火鼓(かこ)を多くし、昼戦には旌旗(せいき)を多くす。人の耳目を変うる所以なり。(軍争) 故夜戦多火鼓、昼戦多旌旗。所以変人之耳目名也。 「そこで、夜の戦闘にはかがり火をたき、松明と鐘太鼓 ・・・

人既に専一なれば、則ち勇者も独り進むことを得ず、怯者(きょうしゃ)も独り退くことを得ず。(軍争)|3月26日

孫子・呉子 2020/03/26公開

人既に専一なれば、則ち勇者も独り進むことを得ず、怯者(きょうしゃ)も独り退くことを得ず。(軍争) 人既専一、則勇者不得独進、怯者不得独退。(此用衆之法也。) 「全軍の兵の心が一つになっていれば、勇気の ・・・

軍政に曰く、言えども相聞こえず、故に金鼓(きんこ)を為(つく)る。視(しめ)せども相見えず、故に旌旗(せいき)を為ると。|3月25日

孫子・呉子 2020/03/25公開

軍政に曰く、言えども相聞こえず、故に金鼓(きんこ)を為(つく)る。視(しめ)せども相見えず、故に旌旗(せいき)を為ると。 軍政曰、言不相聞、故爲之金鼓。 視不相見、故爲之旌旗。 (夫金鼓旌旗者、所以一 ・・・