これがよい|7月19日のことです。
Release: 2018/07/19 Update: 2018/07/19
これがよい
ある家庭の実話である。半年くらい前、ある事情から家屋敷を他人にゆずった。家人たちも悲しみにとざされた。
かくして幾日かのもだえの後、「これがよいのだ」と思い至った主人は、一家の人たちにこれを語った。それからである。「お米がない」とお母さんが言い出すと、「がよいのですよ」と娘さんがいう。こうして、一家は、日に月に明るくなった。
「百難に効果てきめんの”がよい”の標語を、一家で独占するのは、もったいないようです」と、にこにこしながら夫人は語った。
7月19日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
実は7月16日の言葉を飛ばしておりました。
これはとてもよい言葉ですね。
”がよい”。
何か辛いことがあってもそういう気持ちがあれば乗りこえられる。
日々の出来ていない自分に葛藤するのもそれがよいのですね。
”がよい”は自分を認める言葉かもしれません。
その困難あっての今の自分がいるとすれば”がよい”訳ですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
一秒の中に生きる 人は、はてしもないほど広い地球の上の、ただ一つの点に立っている。 と同時に、限りもない昔から終わりもない未来にと続いて流れていく時間の、ただ一秒の中に生きている。 そしてまた、今生き…
金銭は、流通する性質をもっています。二倍の速さで動けば、分量は半分で足りるわけです。金銭を生かすとは、なるべくはやくこれをまわすことです。支払いの金は、一刻もはやく払わねばならぬ。いつも金庫がからにな…
和は万物存在の原理 和は、芸術倫理の根底であり、万物存在の原理である。 和とは、一切物がその姿にあること、その位置にあること。 そして、それぞれの場を得てその全にある時、多ければいよいよ多く美しく、少…
苦悩から逃げない 苦難は人を殺すためにあるのではない。人をより善くし、より一歩を進めさせようと向上させようとしているのである。 一世の師表と仰がれる人々はもとより、世のいわゆる成功者という人たちについ…
自分が変わる 苦難は幸福に入る門であり、これがあるから正しい倫理がわかり(風が吹くので空気のあることがわかるように)、正しいレールに乗ると、そこに幸福が待っておる。 妻や子や親、すべて相手を変えようと…