千万人と雖も吾れ往かん|2月7日のことです。
Release: 2019/02/09 Update: 2019/02/09
千万人と雖も吾れ往かん
自ら反みて縮からば、千万人と雖も吾れ往かん。(公孫丑上二章)
みずからかえりみてなおからば、せんまんにんといえどもわれゆかん。(こうそんいかみにしょう)
【訳】
自分で己を振り返ってみて正しいと思えば、相手がたとえ千万人の大敵であっても、私は恐れずに進むであろう。
〇松陰は、「このような人が国に一人いれば、国中の気が盛んとなり、弱い国も転じて強国となるものである。ましてや、このような人物を登用して大将とすれば、味方が奮い立つことはもちろんである。強将のもとには、弱兵はいない。武士たる者は、このような勇気の修養に志さねばならない。」と記している。
2月7日、孟子一日一言の言葉です。
強将のもとには弱兵はいない。
周りを奮い立たせるような勇気を持つ人がいる。
時代がそうさせるということもあるのでしょうね。
今の平和な日本ではなかなかそういう人が出にくいということもあるんでしょうね。
となりの国が騒いでいてもしっかりと対応してほしいものです。
今日も一日がんばります。
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