吾が敬を行ふ|8月2日のことです。
Release: 2018/08/02 Update: 2018/08/02
吾が敬を行ふ
吾が敬を行ふ、故に之を内と謂ふなり。(告子上五章)
【訳】
(孟子の門人の公都子がいった)「自分の心の内にある敬意を実行するのが義である。だから、義は当然心の内にある」と。
〇松陰は、「この一語は内なるものであるといおう問題を証明して至れり尽くせりである。中でも、「吾敬」とい二字が眼目である。これで、先方を尊敬する心が自分の心の中から盛んにわき出るのであって、決して外からくるものではないということを理解しなければならない」と記している。
8月2日、孟子一日一言です。
義に対する考えが理解できる言葉なんですね。
深く考えずとも本来は実行できるのが義ということなんでしょうね。
相手に対する尊敬する気持ちどうすれば内からわき出るのか。
それは常にたくさんのことに感謝する気持ちがないといけませんね。
うわべだけではなく、心から。
常に感謝の力を高めなければなりませんn。
今日も一日がんばります。
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