命名の意義|7月16日のことです。
Release: 2018/07/16 Update: 2018/07/16
命名の意義
わが国では、昔から、造った品に名をつけていました。刀で申しますと、「菊一文字」とか、「浪切丸」とかいうのがあります。
人間の名づけは、元服の式、命名の式になります。一人前になったという印に、立派な人に名をつけて貰いました。これは、将来を祝福して、それを名に象徴して生命をふきこむのです。これが仏像なら、開眼供養の式で、開眼供養によって魂が入ることになるのと同じです。すべて、かくのごとく名をつけて、生き物としたのですが、これを祖先の行ってきた「式」というのであります。
7月16日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
名前を付けるというのは、それこそ大事なことなんでしょうね。
それによって魂を吹き込む。
物も呼び方呼び名があると愛着がわくものです。
人間につけるように物にも名をつける。
実際大事なことかもしれません。
パソコンにも名前をつけたり物もあの人と読んだりするのもいいかもしれませんね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
苦難は正義の友 ある人は言った。 「難問題にぶち当たった時、もつれた糸をときほぐすような気持ちでこれにあたる。急いではならぬ、さわいではいかぬ。じっと見ていると、糸口が見つかる。静かに、一つひとつほぐ…
現在に生きる 人は常に、現在の一瞬に生きている。そのほかは我はなく、これを外しては人生はない。 過去はすぎさった現在であり。未来は来ようとする現在である。ただ今に生きる、これが人生である。 現在の一瞬…
金銭を生かす道 金銭は、流通する性質をもっています。二倍の速さで動けば、分量は半分で足りるわけです。金銭を生かすとは、なるべくはやくこれをまわすことです。支払いの金は、一刻もはやく払わねばならぬ。いつ…
瞬間に生きる 今日の事は必ず今日のうちにしてしまう。これを続けていると、瞬間瞬間がことごとく働きである。何もしない時がない。それで、その時以外に時がない。ただ瞬間に生きている、それで永遠に生きている。…
半杓の水で 心すべきは水を粗末にせぬということです。 ある高僧は、ひしゃくに河水をくみ、半杓をもって朝の洗面をすまし、残りの半杓は、ていねいに川にもどしたと申します。 今、福井県永平寺に参拝致しますと…