大人なる者あり|10月24日のことです。
Release: 2018/10/25 Update: 2018/10/25
大人なる者あり
大人なり者あり。己れを正しうして物正しき者なり。(尽心上十九章)
たいじんなるものあり。おのれをただしうしてものただしきものなり。(じんしんかみじゅうきゅうしょう)
【訳】
大人物というべき人がいる。これはあくまでも自分の身を正すことに努め、その徳の感化で、全てのものを正しくしてしまう人物である。
10月24日、孟子一日一言の言葉です。
自分の身を正すことで他人も良くなっていくのはいいことです。
しかし、それを求めてしますのはいけないことですね。
どうしても、自分の身を正すことで人に求めていく自分というものがあります。
気をつけなければいけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
堯の時に当りて② 舜、(中略)禹、九河を疏し、済・漯(の水)を瀹してこれを海の注ぎ、汝・漢を決し、淮・泗を排して之れを江に注ぐ。然る後に中国得て食ふべきなり。(滕文公上四章) しゅん、(中略)う、じゅ…
考を思へば維れ則とす 詩に曰く、永く言に考を思ふ、考を思へば維れ則とすと。(万章四章) しにいわく、ながくここにこうをおもう、こうをおもえばこれのりとすと。(ばんしょうかみよんしょう) 【訳】 『詩経…
百姓親睦す 死徙郷を出づるなく、郷田井を同じうし、出入相友とし、守望相助け、疾病相扶持すれば、則ち百姓親睦す。(滕文公上三章) ししきょうをいずることなく、きょうでんせいをおなじうし、しゅつにゅうあい…
天下の性を言ふや、則ち故のみ 天下の性を言ふや、則ち故のみ。(離婁下二十六章) てんかのせいをいうや、すなわちこのみ。(りろうしもにじゅうさんしょう) 【訳】 天下において、人の本性を論ずる者は、誰で…
心に忘るるなかれ 必ず事とするあり、正するなかれ。心に忘るるなかれ。助けて長ぜしむるなかれ(公孫丑上二章) かならずこととするあり、あててするなかれ。こころにわするるなかれ。たすけてちょうぜしむるなか…