未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり|1月25日のことです。
Release: 2019/01/25 Update: 2019/01/25
未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり
吾可れ夏を用つて夷をへんずる者を聞けるも、未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり。(滕文公上四章)
われかをもっていをへんずるものをきけるも、いまだいにへんぜらるるものをきかざるなり。(とうのぶんこうかみよんしょう)
【訳】
私は中国の教えで未開な蛮族の風俗をかえさせたという話は聞いたことが、その反対に、中国の教えが未開な蛮族の風俗によってかえさせられたという話は聞いたことがない。
〇松陰は、「『夏夷の弁』、自国と外国の区別は、君子が慎重に思いを致すべきことである」として孟子の言を絶讚し、「これは我が国においても重要であり、深く考察すべきである」と記している。
1月24日、孟子一日一言の言葉です。
となりの国はこういうことでいつまでも騒いでいるのでしょうか。
日本の国体は戦争に負けても変わることなく天皇制を維持できましたが、となりの国は併合時にいろいろなものが変わってしまったのでしょうね。
その国の文化や習慣を変えるというのは基本難しいことなんでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
思へばー得・思はざればー得ざるなり 心の官は則ち思ふ。思へば則ち之れを得、思はざれば則ち得ざるなり。(告子上十五章) こころはかんはすなわちおもう。おもえばすなわちこれをえ、おもわざればすなわちえざる…
君子の性ー仁義礼智、心に根ざす 君子の性とする所は大いに行はると雖も加へず、窮居すと雖も損せず、分定まるが故なり。君子の性とする所は仁義礼智、心に根ざす。(尽心上二十一章) くんしのせいとするところは…
人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為に人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為めに人を得るは難し。(滕文公上第四章) ひとにわかつにざいをもってす…
賢なるを見て 国君賢を進むるは已むを得ざるが如くす。(中略)左右皆賢なりと曰ふとも、未だ可ならざるなり。諸大夫皆賢なりと曰ふとも、未だ可ならざるなり。国人皆賢なりと曰ひて然る後に之れを察し、賢なるを見…
道を尽して 舜親の事ふるの道を尽して瞽瞍予を底す。瞽瞍予を底して天下化す。(離婁上二十八章) しゅんおやにつかうるのみちをつくしてこそうよろこびをいたす。こそうよろこびをいたしててんかかす。(りろうか…