死地には則ち戦う。(九地)|7月4日
Release: 2020/07/04 Update: 2020/07/04
死地には則ち戦う。(九地)
死地則戦。
「死地では、戦う以外に生き残る道はない」
”死地”とは速やかに戦わなければ全滅してしまう地域である。
このような地域にはまりこんだら、ただ勇戦あるのみだ。なぜなら、このような地域では、グズグズしてたら殲滅される恐れがあるし、それを逃れるのには必死の戦いをする以外にないからである。
じっとしていたら殺される、奮戦すれば死線を突破できるかも知れないとしたら、ただ戦う以外に道はないではないか。
7月4日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
戦うしかない場所。
なるべくこういう場所は避けた方がいいですね。
被害が大きくなりそうです。
戦うしかないということは取れる戦略が少なくリスクが高いということですね。
こういう絶対絶命なことは人生には必ずあるものかもしれません。
日頃の行動によって残れるか残れないかも決まる。
今日も一日がんばります。
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