現実という絶壁に坑道を開く
Release: 2022/05/27 Update: 2022/05/27
現実という絶壁に坑道を開く
人生の現実という絶壁に向かって、一つの坑道を切り開こうとする者は、単に世の中の外面上の地位の高下に目をうばわれて、登れたら一段でも上へ登ろうというような考えを、一擲しなければならない。【99】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
常に一段上にいきたいという欲求は本能的にあるのだと思います。
教授は横に坑道を切り開くこことの大事さ説いています。
どんなに学歴だとか地位だとかを目指してもそれが目的になってはいけないということでしょうか。
それはたしかにそうなんだと思います。
ものには役割がある。
それを鉱石に例えてわかりやすく説明していれています。
たしかに金や銀が価値が高いからといって包丁などには不向きです。
自分の役割は何か。それをしっかりと考えなければいけません。
関連コンテンツ
わが子の「人間教育」は九十パーセントまで母親の全責任と言っても決して過言ではないでしょう。 ただ父親といたしましては、自分の仕事に対して真剣に打ち込む姿そのものが何よりの教育と申してよいでしょう。 #…
読書についての要諦は、感動にあたいする書物を、全生命力を集中して一気呵成的に読みぬくことではないかと思う。そしてそれには、それだけわが心を惹き、わが心を吸引する力を持った書物でなくてはできがたい。とな…
読書とは、われわれが心の感動を持続するために最もたやすい方法であります。したがって真の読書は、この現実界のもろもろの理法を明らかにするだけでなく、この二度とない人生を全的充実をもって生き貫くための力を…
立志を持って根本とする① 私は、人生の真の出発は、志を立てることによって始まると考えるものです。古来、真の学問は、立志をもってその根本とすと言われているも、まったくこの故でしょう。人間はいかに生きるべ…
さてこの時間は、私にとっては諸君の組とお別れすると共に、さらに私が過去十三年住み慣れた、大阪の地ともお別れするという意味において、ほんとうのお訣れとなるわけであります。すなわち来る新学年には、諸君た…