百姓親睦す|1月15日のことです。
Release: 2019/01/15 Update: 2019/01/15
百姓親睦す
死徒郷を出づるなく、郷田井を同じうし、出入相友とし、守望相助け、疾病相扶持すれば、則ち百姓親睦す。(滕文公上三章)
ししきょうをいずるなく、きょうでんせいをおなじうし、しゅつにゅうあいともとし、しゅぼうあいたすけ、しっぺいあいふじすれば、すなわちひゃくせいしんぼくす。(とうのぶんこうかみさんしょう)
【訳】
(よき政治をすれば)一家の働き手が死んでも、遺族は他郷に流浪することはなく、ふるさとを離れる者もいなくなる。田んぼは共同耕作し、田畑への出入りも互いに誘い合い、盗賊の見張りなども力を合わせて助け合い、病気の時などは互いに看病し合うようになれば、百姓は皆親しく、むずまじくなるものである。
1月15日、孟子一日一言の言葉です。
隅々まで生き渡る良き政治というのはなかなかない。
しかし、理想を持つというのは大事な事です。
地方の年から人が離れるというのはやはり政治に問題があるんでしょうね。
これからの日本はどうなるんでしょうか。
地方でも住みやすい状態に政治がしているとは思いませんが。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
賢なるを見て 国君賢を進むるは已むを得ざるが如くす。(中略)左右皆賢なりと曰ふとも、未だ可ならざるなり。諸大夫皆賢なりと曰ふとも、未だ可ならざるなり。国人皆賢なりと曰ひて然る後に之れを察し、賢なるを見…
往く者は追はず、来る者は拒まず 夫子の科を設くるや、往く者は追はず、来る者は拒まず。苟も是の心を以て至らば斯れ之れ受けんのみ。(尽心下三十章) ふうしのかもうくるや、ゆものをおはず、くるものはこばまず…
務を知らず 三年の喪を能くせずして而して緦・小功を之察し、放飯流歠して而して歯決なきを問ふ。是れを之れ務を知らずと謂ふ。(尽心上四十六章) さんねんのもをよくせずしてしこうしてし・しょうこうをこれさっ…
若し薬瞑眩せずんば 若し薬瞑眩せずんば厥の疾瘳えず。(滕文公上首章) もしくすりめいげんせずんばそのやまいいえず。(とうぶんこうじょうしゅしょう) 【訳】 薬は飲んでめまいがする位でないと、病気は治ら…
吾が敬を行ふ 吾が敬を行ふ、故に之を内と謂ふなり。(告子上五章) 【訳】 (孟子の門人の公都子がいった)「自分の心の内にある敬意を実行するのが義である。だから、義は当然心の内にある」と。 〇松陰は、「…