まことの芸術|6月19日のことです。
Release: 2019/06/19 Update: 2019/06/19
まことの芸術
苦難のないところに、ほんとうの芸術は生まれない。
名優のおどりを見、大家の名画を見ると、神技自在、何のこだわりもなく、すこしの苦しみも見えないが、これこそ全く一生かけて苦しみぬいた汗の賜物である。
そしてこれらの芸術が苦労の中から生まれたという、それだけのものではない。「苦難そのものが無限の美である」と徹した境地に、まことの芸術が生まれ出るのである。
6月19日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
楽して出来た芸術はないということですね。
これでもかこれでもかと追及していく。
そこには苦労が多い。
仕事でも追及していくことは苦労が多いのは当然のことです。
求めていくことが人生の醍醐味でもある思います。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
悪銭は苦しみの素 たとえばここに、法をくぐって私利を得たとする、その時は得をしたように思う。そうした利益は、その人を幸福にしたように笑みかける。しかしやがては、きばをむき出してその人に反抗し、その人を…
清貧を楽しむ 古来、官史・教育家、その他いわゆる俸給者は、多くの物質をもつと、だらだらするのである。それは、物質のかかわりない生活をすべき天職にあるからである。 官史や学校の先生や警察官なんぞが、富商…
失業しても ある人が職を失った。会社の社長であった。しかし、「休んでなるものか、働くぞ」と決心して、家の前の掃除を始めた。 ある会社の門衛が欠けた。このごろ道をはくので評判の元社長の話があった。今まで…
あいさつは誠の先手 「あいさつは誠の先手」と申します。すべて「後手はまけ」、と相場が定まっております。 先手、それはトリックや、さぐりや、用心の手ではありません。思いやりの、親切の、敬愛の先手、これは…
二宮尊徳の教え 早起きで有名なのは、二宮尊徳先生であります。少年の頃から、早く起きて読書され、また、勤労された。先生はいつもゾウリをはき、割羽織に一本さして、二里もある下館町から二番鶏頃に来られ、家々…