一日に二回揮毫(きごう)する|10月12日のことです。
Release: 2018/10/12 Update: 2018/10/12
一日に二回揮毫(きごう)する
起床・洗面の後、東天を拝し、おもむろに筆硯(ひっけん)に対して正坐揮毫(せいざきごう)の三十分間、また就寝前の一時間、全く一日の労を忘じて机に向かい、左に古人の法帖を開き、右に純白の紙をのべる。
ここに己に生活や仕事とは全く別な、静寂閑雅(せいじゃくかんが)、悠々自適(ゆうゆうじてき)の天地が開けてまいります。
書道を学ぶということは、ありのままの自己を、書という形に表して、鍛錬し、反省し、彫琢し、愛玩し、撫育いたしてゆくことであります。これが書道のほんとうの意味だと思います。
10月12日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
書道の心得はありませんが、自分に向き合う時間を作るという事は大事ですね。
手で何かを書くといことが実際少なくなっていますね。
漢字も数字も忘れています。
自分の字が汚くなってもいますので習い事をするのもいいかもしれません。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
病気は正しい心から 病気とは何か。気=精神が、自然の状態を失っているのである。 まばらな竹林に風が吹きこんで来ると、枝も葉も、ざわざわと動く。しかし風が過ぎると、さっと止んで、元の静けさに帰る。人の心…
人間は発電体 中国地方に、実業家があった。あるところまで成功すると我がままが出、身体をそこね、事業も一気に下りはじめた。 ふとした事から、「君の滅入った心が、事業をだめにする。さびしい心が、人を寄せつ…
悪魔の顔した応援団 おしせまって来る苦難は、自分で解決するよりほかに道はない。自分にふりかかった火の粉は、自分で払いのけるより方法はない。 それには、どっかと落ち着いて、真っ正面から苦難に立ち向かい、…
書は精神の表徴 書道における姿勢は、単に字を書くときの身体の恰好だけでなく、文字となって表れるその人の精神の表徴であり、文字にあらわれる至誠の源泉であり、美的情操の凝りみちて、まさに発動しようとする充…
言霊 言葉は、生命の発動である。たましいの息吹である。 生命とか、霊とかいっても、その発動以前は、有るとも無いともいえないでのある。稲妻のように、光らぬ前は電気の有無はわからないのである。 ひとたび発…