一時なり|3月7日のことです。
Release: 2019/03/07 Update: 2019/03/07
一時なり
彼れも一時なり、此れも一時なり。(公孫丑下十三章)
かれもいちじなり、これもいちじなり。(こうそんちゅうげじゅうさんしょう)
【訳】
あの時はあの時、今は今だ。
〇松陰は、「君子には、己れに対処する心と世を憂うる心がある。だから、あの時はあの時、今は今と二面あるように見えるが、根本は一心である」と記している。
孟子一日一言、3月7日の言葉です。
根本は一つということはあるかもしれません。
過去を憂いても仕方がない。
今は過去の積み重ねなんだなぁと思います。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
上下の交なければなり 君子の陳蔡の間に戹するは、上下の交なければなり。(尽心下十八章) くんしのちんさいのかんにやくするは、じょうげのまじわりなければなり。(じんしんしもじゅうはっしょう) 【訳】 孔…
聖人の心 聖人の心は(中略)遇ふに随ひて安く己れに預かることなし。(尽心下六章) せいじんのこころは(中略)あうにしたがいてやすくおのれにあずかることなし。(じんしんしもろくしょう) 聖人の心は(中略…
利は善との間なり 鶏鳴きて起き孳々として善を為す者は舜の徒なり。鶏鳴きて起き孳々として利を為す者は蹠との分を知らんと欲せば、他なし、利と善との間なり。(尽心上二十五章) けいなきておきししとしてぜんを…
眸子より良きはなし 人に存する者は眸子より良きはなし。(中略)其の言を聴きて其の眸子を観れば、人の焉んぞ廋さんや。(離婁上第十五) ひとにそんするものはぼうしよりよきはなし。(ちゅうりゃく)そのげんを…
涵育薫陶 養とは涵育薫陶して其の自ら化するを俟つを謂ふなり。(離婁下七章) ようとはかんいくくんとうしてそのみずからかするをまつをいうなり。(りろうしもななしょう) 【訳】 養うとは、仁の徳でうるおし…