三十年を生き抜く
三十年を生き抜く
道元禅師は「某は坐禅を三十年余りしたにすぎない」と言うておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実に大したことと言ってよいのです。そこで諸君たちも、この二度とない一生を、真に人生の意義に徹して生きるということになると、その正味は一応はまず、三十年そこそこと考えてよいかと思うのです。【343】
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人生の正味は三十年として現在は約五十歳な訳ですから七十歳までと考えればあと二十年しかないわけです。
賞味期限も三分の一が過ぎております。
百歳まで生きる時代と言われておりますが精々頑張っても八十歳くらいが正味としてはいいところでしょう。
考えてみると後半戦をどう過ごすのかしっかりと考えたことはないかもしれません。
仕事のビジョンは案外と分かりやすいわけですが、人生のビジョンは実際しっかりと考えていない。
しかし、人生が仕事となるとつぶさないようにして次につなぐということが一大事業ともなるわけです。
そう考えると実に簡単ではありませんよね。
先々をしっかりと考えていくことは大事なことです。
そういう計画をしっかり立てないといけませんね。