人の不善を言はば|5月22日のことです。
人の不善を言はば
人の不善を言はば、当に後患を如何すべき。(離婁下九章)
ひとのふぜんをいわば、まさにこうかんをいかんすべき。(りろうしもきゅうしょう)
【訳】
むやみに他者の不善を口にしていれば、必ず後のわざわいがやってくる。それをどうやって防ぐつもりだろうか。
〇松陰は、「君子たる者の言動は、義にかなっているか否かのみ問題にするのである。もしも、後の憂いを心配して、他者の不善の言動があっても、黙っているとすれば、それは間違っている。ただし、自分の職務上のことでもないのに、進んで他者を非難し、そのために無益の禍を得るのであれば、この上もない愚かな行為である」と記している。
5月23日、孟子一日一言の言葉です。
基本は人を非難するような言動には気を付けなければなりませんね。
後のわざわいはたしかにあるとも思います。
ましてや、本人に直接いうのではない場合は陰口となりますから控えた方がいいのはたしかです。
しかし、松陰先生の言うように正しくないことについては後々のことを考えて黙っているようではいけないというのもなんだか力強く好きです。
自分に何かあろうとも立ち向かっていく熱さはもっていたいものです。
今日も一日がんばります。