人の不善を言はば|5月22日のことです。
Release: 2018/05/23 Update: 2018/05/23
人の不善を言はば
人の不善を言はば、当に後患を如何すべき。(離婁下九章)
ひとのふぜんをいわば、まさにこうかんをいかんすべき。(りろうしもきゅうしょう)
【訳】
むやみに他者の不善を口にしていれば、必ず後のわざわいがやってくる。それをどうやって防ぐつもりだろうか。
〇松陰は、「君子たる者の言動は、義にかなっているか否かのみ問題にするのである。もしも、後の憂いを心配して、他者の不善の言動があっても、黙っているとすれば、それは間違っている。ただし、自分の職務上のことでもないのに、進んで他者を非難し、そのために無益の禍を得るのであれば、この上もない愚かな行為である」と記している。
5月23日、孟子一日一言の言葉です。
基本は人を非難するような言動には気を付けなければなりませんね。
後のわざわいはたしかにあるとも思います。
ましてや、本人に直接いうのではない場合は陰口となりますから控えた方がいいのはたしかです。
しかし、松陰先生の言うように正しくないことについては後々のことを考えて黙っているようではいけないというのもなんだか力強く好きです。
自分に何かあろうとも立ち向かっていく熱さはもっていたいものです。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
惟だ心の謂うか 孔子曰く、「操れば則ち在し、舎つれば則ち亡ふ。出入時なく、其の郷をしるなし」と。惟だ心の謂か。(告子第八章) こうしいわく、「とればすなわちそんし、すつればすなわちうしなう。でしゅつに…
誠は天の道なり 身に誠なりに道あり。善に明かならざれば、其の身に誠ならず。是の故に誠は天の道なり。誠に思ふは人の道なり。(離婁上十二章) みにまことなるにみちあり。ぜんにあきらかならざれば、そのみにま…
孝子の至り 考子の至りは親を尊ぶより大なるはなし。親を尊ぶの至りは天下を以て養ふより大なるはなし。(万章上四章) こうしのいたりはおやをたっとぶよりだいなるはなし。おやをたっとぶのいたりはてんかをもっ…
所謂不考なるもの五 世俗の所謂不考なるもの五。(離婁下三十章) せぞくのいわゆるふこうなるものご。(りろうしもさんじゅうしょう) 【訳】 世間でいう親不幸には、五通りある。 〇松陰は、「健康な肉体を持…
三年の外 孔子没するや、三年の外、門人を治めて帰らんとす。(滕文公上四章) こうしぼっするや、さんねんののち、もんじんをおさめてかえらんとす。(とうのぶんこうかみよんしょう) 【訳】 孔子が亡くなられ…