人生の分水嶺

人生の分水嶺
人間も、三十五歳から四十歳にかけては、人生を二等分する分水嶺ともいうべき年齢であって、人間も四十の声を聞けば、かの一葉落ちて天下の秋を知るというように、落莫たる人生の秋風を身に感じ始める年配です。それというのも、四十の声を聞く頃には、たいていの人がまず肉体の秋を感じ始めるのが普通といってよいでしょう。ですから、人間も四十を超えてなおかつわが生命の愛惜に思い至らぬというようでは、よほどどうかしていると言われても致し方ないでしょう。【310】
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五十近くになっても日々の生活でこのような下降線に下り坂にいるということを深く考えないというのは実に問題です。
逆になぜ深く考えないのでしょうか。
二度とない人生に対して日々考えない。
まだまだ、明日がないと明後日がないとは思っていないからでしょうね。
日々やれることをやっているだけですね。
なんにしてもすでに後半戦だという意識を持たねばなりません。
そうそう時間はないかもしれません。