人生の準備期間 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた
今人間の活動を大体六十歳頃までと考えますと、そのうちに十歳までは志を立てる時代といってよく、すなわち将来国家社会のために役立つ人間になろうという志は、十五歳頃から遅くとも二十歳までには確立せねばならぬのです。
そしてそれから以後の二十年はいわば準備期間と言ってもよいでしょう。同時にこの二十歳から四十歳までの二十年の準備のいかんが、その人の後半生の活動を左右すると言ってよいでしょう。それはいわば花火の玉を作るようなもので、どんな花火が出るかは、まったくその準備期間の努力のいかんによって決まることです。
修身教授録
一番忙しい時期でもあるわけです。
二十歳から四十歳までという期間は今も昔もとても忙しい時期といってもよいでしょうね。
人間の活動時期というのもどんどん長くなっているような気もしますが体はどうしても限界というものがあるので、この期間の準備は大切でしょうね。
花火が上がれば御の字です。
本日の森信三一日一言は
お金に困らぬ人間になる工夫
一、大きなお金をくずすのは、一日でも先にのばすこと。
二、お札を逆さに入れたり、ハチあわせにしたりせぬこと。
三、財布を幾つか持っていて、それぞれの用途や向きに応じて別にしておくこと。
森信三一日一言
お金に困る理由がわかる気がしますね。
ここまで気を使いながらいればお金が出ていくのを抑えられるのではと感じます。
お金に対する哲学を持たねばなりません。
本日の伝記は
世界に誇れる日本人100人 (第3巻) 世界が認めた日本人11人 世界に誇れる日本人100人
になりました。
伝記を読むにあたっても前情報を自分がもっているかいなかによって感想や思いが多いに変わると改めて感じます。
まったく知らない人は次回何かの機会があればとても頭に入りやすいことだと思います。
八田 與一 (はった よいち)
台湾農業振興の大恩人 【八田與一は台湾の不毛の土地にダムを建設した。そのおかげでその土地に住む人々は、みな豊かになった。農民たちは自分たちの神様は八田先生だとまで言う。ダム建設を通して、八田與一は日台の信頼の架け橋を築いたのであった】
この方はアンビリバボーか何かで見たことがあったように思います。台湾に対する日本人の功績というものを感じます。
樋口 季一郎 (ひぐち きいちろう)
満洲でユダヤ難民二万人を救済 【樋口季一郎は、人を力で威圧しようとする権威主義的体質を全く感じさせない希有な軍人だった。これは、ワルシャワでの駐在武官時代に開花した性格と言われている。各国の要人との幅広い交際が、弾力性のある国際感覚に磨きをかけ、ユダヤ人に対する深い同情を持つに至ったのである】
この方も何かテレビで見たような気がします。今のイスラエルの問題を考えてしまいますね。
柳 宗悦 (やなぎ むねよし)
時流を超え、朝鮮を思う心 【柳宗悦はナショナリズムの熱狂の渦の中に生涯身を置くことはなかった。それは朝鮮の李朝陶器との出会いがあったからである。朝鮮芸術の中に発見した美を通して、人類の普遍的精神のあり方を見いだしていく。支配する側の国民でありながら、支配される側の痛みを感じ取ろうとした希有な日本人であった】
まったく存じ上げない方です。勉強していこうと感じした。
何事の信念をもって、あきらめずに挑戦することは大切です。
いつか返ってくるんでしょうね。
今日はここまでです。
ありがとうございました。