偉人は仕事上手
Release: 2022/06/15 Update: 2025/03/23
偉人は仕事上手
われわれ人間の生活は、ある意味ではこれを仕事から仕事へと、まったく仕事の連続だと言ってもよいでしょう。同時にその意味からは、人間の偉さも、この仕事の処理いかんによって決まる、ともいえるかと思うほどです。【175】
仕事が一番の修養ということですね。
仕事をおろそかにして、座禅や読書しても仕方ないことだと教授は言われておりますが、ごもっともです。
この講はなんども読まなければならいない章な気がしますね。仕事人にとっては。
集中して行い一気呵成にやる。
わかってはいますが、注意散漫ですね。
人がみればつまらないと思われるような仕事にも「バカの一つ覚え」と言われるぐらいに全身全霊を打ち込む。
なるほど、そういう気持ちの欠落が大いなる問題点です。
しっかりと目的や標準を定めてぶれないようにしましょう。
関連コンテンツ
階段を登る工夫①さらさらと 諸君は階段を昇るとき、まるで廊下でも歩くように、さらさらと登る工夫をしてごらんなさい。というのも人間の生命力の強さは、ある意味ではそうしたことによっても、養われると言えるか…
日本人としての最高の生き方 そもそも日本人としての最高の生き方は結局は自分の肉体が解体していからも、なお国家社会のために、何らかの意味で貢献し得るような生き方をするということでしょう。すなわちこの肉体…
長の心得 人の長たる者としては単に自分の一人が誠実というだけでなく、 多くの人々を容れるだけの度量の広さとともに、 さらに、一旦、事が起こった場合には、 身をもって部下をかばうだけの一片の侠気ともいう…
歩き方と人間の格① 人間いつまでも、ああいうふうに歩いているようでは駄目ですね。(この時、授業時間にもかかわらず、廊下をペタペタと、スリッパを引きずってゆく生徒の足音が、騒々しく聞こえてくる)。内でこ…
精神の死 人間も、読書をしなくなったらそれは死に瀕した病人が、もはや食欲がなくなったのと同じで、なるほど肉体は生きていても、精神はすでに死んでいる証拠です。ところが人々の多くは、この点が分からないよう…