凡そ戦いは正を以て合し、奇を以て勝つ。故に善く奇を出す者は、窮まり無きこと天地の如く、(兵勢)|2月19日
Release: 2020/02/19 Update: 2020/03/01
凡そ戦いは正を以て合し、奇を以て勝つ。故に善く奇を出す者は、窮まり無きこと天地の如く、(兵勢)
凡戦者以正合、以奇勝。故善出奇者、無窮如天地。(不場如江河、終面復始、日月是也。死面復生、四時是也。)
「そもそも戦というものは、正規の戦術(正)を基本的に使い、敵の思いもよらぬ戦術(奇)で勝利を得るものだ。敵の意表をつく戦術(奇)を次々と出す者は、その窮まりないこと天地のようであり、(その尽きないこと大河の流れのようである。日月のように没してはまた現われ、春夏秋冬のように去ってはまた訪れる)」
竭(つ)きざること江河の如し。終りて復た始まるは、日月是れなり。死して復た生ずるは、四時是なり。
2月19日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
なぜこうするのかを考えなければなりませんね。
兵は詭道なり。
基本はあるが意表をつく。
いかにみんなの命を守りながら勝つか。
そのことばかり考えていかねばなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
是(こ)の故に、諸侯を屈するには害を以てし、諸侯を役するには業を以てし、(九変) 是故、屈諸候者以害、役諸侯者以業、(趨諸侯者以利。) 「したがって、諸侯を屈服させるには損害を与え、諸侯を消耗させるに…
百姓親睦す 死徙郷を出づるなく、郷田井を同じうし、出入相友とし、守望相助け、疾病相扶持すれば、則ち百姓親睦す。(滕文公上三章) ししきょうをいずることなく、きょうでんせいをおなじうし、しゅつにゅうあい…
欲はあってよい 人間は欲心に満ちていて、それでよいのである。かりに気候がよく、食物を居ながらにして得られ、着物もいらぬとしたら、何を楽しんで働こう。文化といったようなことは何一つ栄えず、原始の世界が、…
中心より面目に達す 其の親死すれば則ち挙げて之を壑に委つ。(中略)其の顙に泚たるありて睨して視ず。夫の泚たるに非ず、中心より面目に達す。(滕文公上五章) 【訳】 親が死ぬと、その死骸を運び、谷間に棄て…
振り子は、右に行っただけ、また左にふる。ピサの斜塔でガリレオが実験して以来、今日までこの法則に変化ない。 奪いとった物はまた取りかえされ、喜んで与えたものはまた己に還って欲深きものは同じ強さの反対のマ…