凡そ此の五つの者は将の過ちなり。用兵の災なり。軍の覆し将を殺すは、(九変)|4月13日
凡そ此の五つの者は将の過ちなり。用兵の災なり。軍の覆し将を殺すは、(九変)
凡此五者将之過也。用兵之災也。覆軍殺将、(必以五危。不可不察也。)
「そもそもこの五つのことは、将軍が知らず知らずのうちに陥り易い過失であり、戦争遂行のさまたげで、戦闘時の災難ともいえる。、昔から、軍が壊滅し将軍が殺されるのは、(必ずこの五つのリスクが原因となているのだ。よくよく考慮しなければならない)」
一軍の指揮官の陥り易い五つのリスクを説明している。このリスクのために、戦いに負け身を滅ぼすのである。必ず五危を以てす。察せざるべからざるなり。
4月13日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
これもまた自分の価値観に固執しないですね。
①失敗を恐れないケース。局面にかまわず突っ込むから殺される。
②現状に執着するケース。活路を開く勇気がないから捕らえられる。
③感情任せに結果を急ぐケース。せっかちで局面を読まず、計略にかかりやすい。
④正攻法にこだわるケース。臨機応変に対応に対処できず、裏をかかれる。
⑤戦力を温存したがるケース。戦いには犠牲も必要だが、その選択肢を自ら封じている。
五危をしっかりと認識していないといけません。
やっている時にはわからなくなるものです。
今の状態もまさしくそんな感じです。
客観的に目線が大事ですね。
今日も一日がんばります。