動そのまま不動|8月30日のことです。
Release: 2018/08/30 Update: 2018/08/30
動そのまま不動
万物万象ことごとく、常に変わりあらたまって、息(やす)む時がない。しかもそのまま、少しも「かわらぬ」。
「動」の側よりこれを見れば、常におやすみなく動いている。しかも、それが「不動」の側より見れば、そのまま少しも動いていない。
動が純なる時は不動、すなわち動そのまま不動である。
こうした相反する二つの相を、ただ一つに統一して、万物万象、ことごとく存在を保ち、進行をつづけている。
8月30日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
光と影。男と女。
相反するものというのは世の中にはたくさんあります。
こういう二極性ということがあって世の中は成り立っているんでしょうね。
強みと弱みということをとっても人からみれば真逆ということがあります。
深く考えれば世の中にそんなことがたくさんあることに気づきます。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
病気は正しい心から 病気とは何か。気=精神が、自然の状態を失っているのである。 まばらな竹林に風が吹きこんで来ると、枝も葉も、ざわざわと動く。しかし風が過ぎると、さっと止んで、元の静けさに帰る。人の心…
マザー・ランド 水はどんなによごれても、流れると、きれいになる。その水を到るところに自由に流したたえて大きく抱きしめているのは、大地である。大地には多くの植物がのび茂っている。その間、いろいろの動物を…
清濁あわせのむ 戦いは勇ましいように見えるが、静かに考えると、勇に似てまだ充分でない、義に似て完全ではない。 大勇は動かざるにある。沈勇は発せざるにある。 けんかの時、強い方は手を出さぬ。大義は、わた…
陰のかまえ 陰のかまえというのは、一切を受け容れて、対立しない。すべての我を与えて、我なき心境、これは存在の窮極である。 対者がなくなるので、全一におり、統体の真に還る。すべてが我となって、すべてが身…
昔は、ことをなさんとすれば、妻を捨て子を捨て、物質を捨て、地位名誉を捨てて、一身を挺しなければ、偉大な仕事は出来なかった。 しかしこれは、世界人類、万人が万人かくしたら、そこれそ村も町も都市も農村も、…