勝兵は先ず勝ちて、而る後に戦いを求む。敗兵は先ず戦いて、而る後に勝ちを求む。(軍形)|2月13日
Release: 2020/02/13 Update: 2020/02/19
勝兵は先ず勝ちて、而る後に戦いを求む。敗兵は先ず戦いて、而る後に勝ちを求む。(軍形)
勝兵先勝、而後求戦。敗兵先戦、而後求勝。
「戦争において敵に勝つ軍隊は、まず勝利の条件を整えてから戦う。これに対して、戦争で敗れる軍隊は、まず戦ってからあわてて勝利の条件を整えようとする」
戦争でもケンカでも、勝つか負けるかは、先に勝てる条件を準備してから戦うか、それともまず戦ってから勝機をつかもうとするか、によって決定させる。
前者は勝ち、後者は負ける。準備もできないうちにいくさをおっ始めるのは損である。
2月13日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
まずは、勝てる条件を整える。
とっても大事なことですね。
戦うということも戦わないということも素早く決断することも大事。
戦わないとしても常に準備を整える。勝てない相手とは戦わない。
条件をしっかり整える。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
吏強く卒弱きを陥(かん)と曰う。(地形) 吏強卒弱曰陥。 「前文とは逆に、将校たちが強くて兵卒が弱い場合を、陥という」”陥”とは、窮地にはまりこむこと。ここでは、士気があがらず部隊が窮地に陥ることをさ…
死地には吾将にこれを示すに活きざるを以てせんとす。(九地) 死地吾将示之以不活。 「死地においては、わたしは、戦う以外には生きる道はないのだ、と全軍に示さねければならない」死地とは、戦わねければ生き残…
千里を行きて労せざるは、無人の地を行けばなり。攻めて必ず取るは、(虚実) 行千里而不労者、行於無人之地也。攻而必取者、(攻其所不守也。守而必固者、守其所不攻也。) 「千里の遠い道のりを行軍しても疲れな…
是の故に、散地には則ち戦うこと無かれ。(九地) 是故、散地則無戦。 「したがって、散地では戦いを避けるべきである」戦場となる地域を、九つの種類にわけたので、以下でそれぞれの地域について、その特長や環境…
馬を殺して肉食するは、軍の糧無きなり。(行軍) 殺馬肉食者、軍無糧也。 「軍馬を殺して食べているのは、兵糧が底をついている証拠である」大切な軍馬まで殺して兵士が食べているとは、遂に食べるものがなく、よ…