君子は人と善を為すより大なるはなし|2月23日のことです。
Release: 2019/02/23 Update: 2019/02/23
君子は人と善を為すより大なるはなし
これを人より取りて以て善を為すは、是れ人と善を為す者なり。故に君子は人と善を為すより大なるはなし。(公孫丑上八章)
これをひとよりとりてもってぜんをなすは、これひとぜんをなすものなり。ゆえにくんしはひととぜんをなすよりだいなるはなし。(こうそんいかみはっしょう)
【訳】
他者の善を取り入れて行うのが、人民とともに善をなすということである。だから、君子にとって、天下の人民とともに善を行うということより大きな楽しみはない。
2月23日、孟子一日一言の言葉です。
たくさんの人が善であれば一番楽しい。
どうしてこのように考えている人を輩出する国なのに何度も国が変わっていったんでしょうか。
それほどまでに人というのは難しいし、争うことは人間の本性なのでしょうか。
理想がなければそれに向かうこともありませんし世界平和の道は簡単ではないということでしょう。
どうせとける雪一つとっても争うのですから。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
尹氏曰く、言ふこころは君子の辞受取予は唯だ理に当たるのみと。(公孫丑下三章) 【訳】 尹氏がいっている。「(孟子が)いいたいことは、心ある立派な人が他者から物を受け取るかの基準は、それが道理にかなって…
五十歩・百歩 「五十歩を以て百歩を笑はば則ち何如」。 「不可なり。直だ百歩ならざるのみ。是れも亦走るなり」。(梁恵王上三章) 「ごじゅっぽをもってひゃっぽをわらわばすなわちいかん」 「ふかなり。ただひ…
子、長者を絶つか。長者、子を絶つか。(公孫丑下十一章) し、ちょうしゃをたつか。ちょうしゃ、しをたつか。(こうそんちゅうだいじゅういっしょう) 【訳】 あなたの方からこの年寄り(孟子)と縁を絶たれるの…
之れを餂る 士未だ以て言ふべからずして言ふは、是れ言を以て之れを餂るなり。以て言ふべくして言はざるは、是れ言はざるを以て之れを餂るなり。(尽心下三十一章) しいまだもっていうべかrざるしていうは、これ…
悪む所は施すことなきのみ 欲する所は之れを与へ之を聚め、悪む所は施すことなきのみ。(離婁上九章) ほっするところはこれをあたえこれをあつめ、にくむところはほどこすことなきのみ。(りろうかみきゅうしょう…