善戦者は上刑に|5月4日のことです。
Release: 2018/05/04 Update: 2018/05/04
善戦者は上刑に
善戦者は上刑に服し、諸侯を連ぬる者は之に次ぎ、草莱を辟き土地に任ずる者は之に次ぐ。(離婁上十四章)
ぜんせんしゃはじょうけいにふくし、しょこうをつらぬるものはこれにつぎ、そうらいをひらきとちににんずるものはこれにつぐ。
【訳】
戦争の上手い者は、最高の重刑に処すべきである。諸侯を連合させて野心を遂げようとする者は、その次に重い刑にすべきである。人民に雑草の生い茂った荒れ地を開墾させて、割り当て、できる限りの増税を計る者は、更にその次に重い刑に処すべきである。
言われてみると、歴史の中で注目される人は戦上手で国の運営がうまい人。
国の運営がうまいということは増税もしたりしたんでしょうし、荒れ地も開墾したんでしょう。
また、良い軍師は諸侯を連合させて戦に臨んだ。
それを上刑にとは斬新です。
一番いいのは戦わないことだろうし、人々に教育を施していき道徳心を養うことなんでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
名を好む人 名を好む人は能く千乗の国を譲る。苟も其の人に非ざれば、簟食豆羮も色は見はる。(尽心下十一章) なをこのむひとはよくせんじゅうのくにをゆずる。いやしくもそのひとあらざれば、たんしとうこうもい…
為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし 其の為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし。此く如きのみ。(尽心上十七章) そのなさざるところをなすなく、そのほっせざるところをほっするなし…
昭々を以て人をして昭々ならしむ 賢者は其の昭々を以て人をして昭々ならしむ。今は其の昏々を以て日をして昭々ならしむ。(尽心下二十章) けんじゃはそのしょうしょうをもってひとをしてしょうしょうならすむ。い…
若し薬瞑眩せずんば厥の疾瘳えず。(滕文公上首章) もしくすりめいげんせずんばそのやまいいえず。(とうぶんこうじょうしゅしょう) 【訳】 薬は飲んでめまいがする位でないと、病気は治らない(本気の努力をす…
三聖者を承がんと欲す 我も亦人心を正しくし、邪説を息め、詖行を距ぎ、淫辞を放ち、以て三聖者を承がんと欲す。(滕文公下九章) われもまたじんしんをただしくし、じゃせつをやめ、ひこうをふせぎ、いんじをはな…