囲地には則ち謀る。(九地)|7月3日
Release: 2020/07/03 Update: 2020/07/03
囲地には則ち謀る。(九地)
囲地則謀。
「囲地で戦うばあいには、大いに策略を使うことである」
”囲地”というのは、進攻路は狭く、しかも撤退するときには大きく迂回しなければならない地域のことである。
このような地域では、敵の小部隊で味方の大部隊を牽制できるし、当方にとってははなはだ戦いにくい。指揮官としては、大いに頭を使い、計略を駆使しなければならない。
敵の意表をつく奇策を展開する必要があるのだ。
7月3日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
こういう場所での戦いはつかいようだということでしょうか。
謀略戦の対策を打つともあります。
危険な場所ですね。
なるべく戦わない方がいいような気もします。
こちらの策がうまくいくならいい場所です。
今日も一日がんばります。
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