兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。(始計)|1月1日
Release: 2020/01/01 Update: 2020/01/18
兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。察せざるべからず。(始計)
兵者国之大事、死生之地、存亡之道。不可不察也。(故経之五事、校之以計、而索阻其情。)
「戦争は国家の大事で、国民の生死、国家の存亡がかかっている。従って慎重な検討を加える必要がある。(五つの基本原則を検討し、七つの点で彼我の優劣をくらべばければならない)」
『孫子』の冒頭のことば。結論として”だから、戦争は簡単におっ始めてはいけない”と警告している。
かっこ内は、故にこれを経(はか)るに五事を以てし、これを校(くら)ぶるに計を以てして、其の情を索(もと)む。と訓ずる。
1月1日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
関連コンテンツ
孔子ー速・久・処・仕 以て速やかなるべくして速かにして、以て久しうべくして久しうし、以て処るべくして処り、以て仕ふべくして仕ふるは、孔子なり。(万章下首章) 【訳】 早く立ち去る方がよい時には、さっさ…
すべて我々は、自分のたどった運命を、あるがままに感謝することが大切です。これが自己にとって最善だとして、安んじて努力することが肝要です。この道理を理屈としてではなく、実感として味わえば、それだけでも実…
兵を用うるの法、高陵に向うこと勿れ。丘を背にするには逆らうこと勿れ。(軍争) 用兵之法、高陵勿向。背丘勿逆。 「戦闘上の法則には次のようなものがある。 ①高地に陣取った敵を、正面から攻撃してはならない…
徳に周き者は邪世も乱す能はず 徳に周き者は邪世も乱す能はず。(尽心下十章) とくにまわきものはじゃせいもみだずにあたわず。(じんしんしもじゅっしょう) 【訳】 常に徳を修めることに周到な者は、どんなよ…
一日読まざれば一日衰える 読書はわれわれ人間にとっては心の養分ですから、一日読書を廃したら、それだけ真の自己はへたばるものと思わねばなりません。肉体の食物はおろか、たとえ一食でもこれを欠いたら、ひもじ…