地形には、通なる者あり、挂(かい)なる者有り、支なる者有り、隘(あい)なる者あり、険なる者あり、(地形)|5月19日
Release: 2020/05/19 Update: 2020/05/19
地形には、通なる者あり、挂(かい)なる者有り、支なる者有り、隘(あい)なる者あり、険なる者あり、(地形)
地形、有通者、有挂者、有支社、有隘者、有険者、(有遠者。)
「地形を大きくわけると、通、挂、支、隘、険、(遠の六つの種類がある)」
地形とは、一般に、高低、角度、位置、距離、形状など土地の状態をいう。だが、ここでは戦場としての立場からみた地形をさしている。
戦闘に勝つためには、地の利を得ていることが大事である。そして、地の利を得るためには、まず地形を掌握することが大切である。と教えている。
かっこ内は、遠ある者有り。と訓ずる。
5月19日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
地の利を考える。
地方での地の利、都市部での地の利。
いったいどれくらいのお店が閉店したり、どれくらいの会社が廃業したりするのでしょうね。
場所場所でのあった行動の仕方というのがある。
自分たちの戦う場所をよく考えていくことも大事なことでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
激水の疾くして石を漂わすに至るは、勢いなり。鷙鳥の撃ちて毀折に至るは、節なり。(兵勢) 激水之疾至於漂石者、勢也。鷙鳥之疾至於毀折者、節也。(是故善戰者、其勢險、其節短。勢如張弩、節如發機。) 「せき…
凡そ兵を用するの法、将、命を君より受け、軍を合し衆を聚(あつ)め、和を交えて舎するに、(軍争) 凡用兵之法、将受命於君、合軍聚衆、交和而舎、(莫難於軍争、軍争之難者、以迂貸直、以患貸利。) 「そもそも…
人の地に入りて深からざるものを、軽地と為す。(九地) 入人之地而不深者、為軽地。 「他の国に攻め入ったが、まだあまり深く侵入していないばあい、その戦場となる地域を軽地という」”軽地”とは、他国に攻め入…
軍争は利たり。軍争は危たり。軍を挙げて利を争えば、則ち及ばず、(軍争) 軍争為利。軍争為危。挙軍而争利、則不及、(委軍而爭利、則輜重捐。) 「戦闘によって勝利を得れば、戦局は有利になるが、反面、危険も…
故に善く兵を用うる者は、手を携えて一人を使うが若くす。已むをえざらしむなり。(九地) 故善用兵者、携手若使一人。不得已也。 「そこで、いくさの上手な人間は、全軍を一つにまとめてしまい、あたかも一人の人…