堯の時に当りて①|1月19日のことです。
堯の時に当りて①
堯の時に当りて天下猶ほ未だ平かならず。洪水横流し天下氾濫す。(中略)五穀登らず、禽獣人に偪り、獣蹄鳥迹の道、中国に交わる。堯独り之れを憂へ、舜を挙げて治を敷かしむ。(滕文公上四章)
ぎょうのときにあたりててんかなほいまだたいらかならず。こうずいおうりゅうしてんかにはんらんす。(中略)ごこくみのらず、きんじゅうひとにせまり、じゅうていちょうせきのみち、ちゅうごくにまじわる。ぎょうひとりこれをうれえ、しゅんをあげてちをかしむ。(とうのぶんこうかみよんしょう)
【訳】
堯の時には、天下はまだ平穏ではなかった。大水が出て河からあふれて氾濫した。(中略)大切な五穀(稲・黍・粟・麦・豆等・主要な穀物)は実らず、鳥や獣は人に害をなし、その足跡が国中いたる所に見られるという状態であった。そこで、堯帝は独りひそかにこれを心配し、(家臣の中から賢人)舜を登用して治めようとされた。
1月19日、孟子一日一言の言葉です。
中国神話に登場する堯舜。
いまでこそ河が氾濫するということは少なくなりましたが日本でもいまだ氾濫することがあるのですから、海ような河が氾濫すると恐ろしいことになっていたのでしょうね。
それを治めた人物が神のような存在になるとうのは当然のことだったのかもしれませんね。
今日も一日がんばります。