奔走して兵車を陳(つら)ぬるは、期するなり。半ば進み半ば退くは、誘うなり。(行軍)|4月29日
奔走して兵車を陳(つら)ぬるは、期するなり。半ば進み半ば退くは、誘うなり。(行軍)
奔走而陳兵車者、期也。半進半退車、誘也。
「敵軍の動きが右往左往してあわただしく、その上、戦車を連ねているのは、敵が決戦を期しているのである。
敵が進んでは退き、退いては進むというふうにぐずぐずしているのは、こちらを誘い出そうとしているのである」
”期”とは日時を決めること。ここでは一定の日時をきめて決戦しようと覚悟していること。
進むかと思えば退くというように中途半端なのは、わが軍を挑発しているのである。
4月29日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
進んでは退き、退いては進む。
とにかく怪しげな気配を感じとらなければなりません。
今のコロナの影響でどうなっていくか。
怪しげで仕方ありませんから注意深さも必要です。
会社が倒産してはどうにもなりませんね。
「孫子の兵法」心理戦に負けない知恵という本に大事な項目がありました。
ビジネス社会における経営者や管理職にも、君主や将軍と同じような役目、責任がある。
①顧客には、よい商品やよいサービスを提供する
②株主には、配当や増資でよい利益を供与する
③社員には、働きがいのあるよい処遇をする
この責任を果たすためには、会社を維持発展させなければならない。
負けない方法を模索していくしかありませんね。
今日も一日がんばります。