女性のねうち 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた

女性のねうちは、男性のように、一つの事に専門的に通じるということではなくて、端的に申せば家事が巧みであるということが最も大切なことともいえますでしょう。例えばきれい好きで掃除整頓が上手な上に、料理が巧い。それに子どもの躾がよく行き届いている。そして最後に経済の始末がよい。大よそこのよな平凡といえば至極平凡な事柄の上に、女性の賢さとそのねうちの標準があると申してよいでしょう。
さてそれらの中でも経済の締まりがよいという事は、違った意味でもっとも大切な事柄と思うのであります。どんなに他の方面が優れていましても、経済の締まりが悪くて、いつも月末になると困ったり、また不時の出来事が起こると、慌てふためくというようでは、女としては全く落第という他ないでしょう。
ちょっとドキドキするような内容になってきました。
時代的にはどうなんでしょう。
断片的に取り上げるのが問題のような気がしますので一気終わらせてしまおうと思います。
戦前の昭和はこのような女性が好まれたのでしょうかね。
経済について、如何に注意したがよいかと申しますと、第一には必ず家計簿をつけるという事でしょう。これは一家の大事な家計を委されている責任上、主婦としては当然なすべき義務であります。しかるに世間を見ますと、家計簿をつけない主婦が案外少ないようであります。しかし家計簿一つつけないようでは、まったく主婦としての資格はありますまい。
そこで一家の主婦たる者は、結婚のその日から必ずます一か月、否一年の予算を立てて、それから月々の予算を割り出すべきでしょう。そして日々の出納の跡を詳細に記録して、どうして予算通りに行かないかを確かめねばなりません。わたくしが只今一か月といっておきながら、さらに一年と言い直したのは、真の計というものは、少なくとも一ケ年を見通した上でなければ、立たないものだからであります。
およそ女として最も恥ずべきことが、わたくしには二つあるかと思います。その一つは、今さら申すまでもなく、貞操観念が薄いということであり、今一つは無作法ということでありましょう。そのうち貞操観念が薄いなどということは、これは普通の人では問題とすべからざる事柄であります。即ちいやしくも女性である以上、かような事柄でとやかく言われるべきではないのであります。してみると、無作法ということこそ、女として、もっとも恥ずべき事柄と言わねばなりますまい。即ち女として無作法だと言われることは、これほど恥ずかしことはないわけです。
いま理想の女性というものを、もっと簡単に申すとすれば、結局「気品」と「働き」とが一つになった人といってもよいでしょう。即ちこの二つの要素が渾然として一人の女性の上に兼ね備わって、真に融合調和を得ているなら、一応まず理想の女性といってよいでしょう。
ところが気品と働きとを一身に兼ね備えるということは、言うはたやすいことですが、実際にはけっして容易なことではないでしょう。と申しますのも、お互い人間は、生地のままでは、とかくどちらかへ片寄りやすいからであります。そしてそれは、その人の体質の根ざしがあるとさえ言え、かように体質に根ざすものを改めるということが如何に容易ならぬことがお分かりでしょう。
ちょっと一気終わらせたい気持ちが分かっていただけると思います。
時代時代で考え方も変わるので致し方ありませんが、今の時代では難しいことですね。
家庭でも変わるかもしれませんね。
私も母がなんでも出来る人でしたので、それが当たり前のでしたが結婚すると同じではないことに気がつくわけです。
今では出来る方がやるべきだと思うようになるわけです。
子どもたちもそう考えていると思います。
すべては女性から始まるわけです偉いのは女性ですね。
根本はお互いに思いやり、なかよく過ごすために努力することが大切だと言うことでしょう。
肝臓こそすべて
今日も肝臓の勉強をしましたが、昨日しっかり宴会でした。
これでは肝臓に負担がかかりますね。
コミュニケーションは肝臓への負担を増します。
どうやって両立を目指せばいいのでしょうか。
付き合いの悪い人になるしかありませんね。
お酒を飲まないで過ごすしかないですね。
今日もはここまでです。
ありがとうございます。
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