孝子の至り|6月25日のことです。
Release: 2018/06/25 Update: 2018/06/25
孝子の至り
考子の至りは親を尊ぶより大なるはなし。親を尊ぶの至りは天下を以て養ふより大なるはなし。(万章上四章)
こうしのいたりはおやをたっとぶよりだいなるはなし。おやをたっとぶのいたりはてんかをもってやしなうよりだいなるはなし。(ばんしょうかみよんしょう)
【訳】
考子の極致は、その親を尊ぶより大きなものはない。また、親を尊ぶ極致は、天下の富を傾けて親に孝養を尽すより大きなものはない。
6月25日、孟子一日一言です。
そこが問題ですね。
自分が親になってみると子供にそこまでとはなかなか思えないですね。
自分のためにそこまで子供に思ってもらいたくはないと感じてしまいます。
しかも、天下の富を傾けるまではちょっとなぁと思います。
でも、原点に立ち返ると自分が今生きていることは親あってのことです。
親孝行は大事ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
命を立つる所以 殀壽貮はず、身を修めて以て之れを俟つは、命立つる所以なり。(じんしんかみしゅしょう) ようじゅたがわず、みをおさめてもってこれをまつは、めいをたつるゆえんなり。(じんしんかみしゅしょう…
天下の為に人を得る 人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為めに人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為に人得るは難し。(滕文公上四章) ひとのわかつ…
人不善あるなく水下らざることあるなし 人の性の善なるは、猶ほ水の下きに就くがごとし。人不善あるなく水下らざることあるなし。(告子上二章) ひとのぜんなるは、なおみずのひくきにつくがごとし。ひとふぜんあ…
天を怨みず 君子は天を怨みず、人を尤めず。(公孫丑下十三章) 【訳】 心ある立派な人は、どんなことがあろうとも、天を怨んだり、人をとがめたりはしない。 〇松陰は「心ある立派な人の心は、二つの面がある。…
上、好む者あれば、下、必ずこれより甚しき者あり。君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草は之れに風を尚ふれば必ず偃す。(滕文公上首章) かみ、このむものあれば、しも、かならずこれよりはなはだしきものあり…