寡兵をもって大敵に向かう
Release: 2022/06/17 Update: 2022/06/17
寡兵をもって大敵に向かう
仕事の処理ということは、いわば寡兵をもって大敵に向かうようなものであって、一心を集中して、もって中央突破を試みるにもひとしいのです。同時にまた広くは人生の秘訣も、結局はこれ以外にないとも言えましょう。実際あれこれと気が散って、自分がなさねばならぬ眼前の仕事を後回しにしているような人間は、仮に才子ではあるとしても、真に深く人生を生きる人とは言えないでしょう。【179】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
一点に集中するということは大事なことですね。
しかし、近視眼的になって他が見えないということではないですよね。
実際、職人さんなどは一点に集中した仕事と言ってもいいでしょう。
その一点につき生涯探究してやまないわけです。
そこに人生の美しさも見いだせるとも思います。
深い人生とは美しい人生とも言えるような気がしてきました。
その時しか出来ない最高の出来栄えを目指すというのは大事なことですね。
関連コンテンツ
マンガでわかる イーロン・マスクの起業と経営 https://amzn.to/4gBOPaY 今日はこの本を読了しただけで終わってしまった。 とてつもない事業をやっている人物ですが、アメリカンドリーム…
生理と精神 生まれつきとしては、肉体的にいかに強壮な人でも、もしその人が性欲を守る点できびしくなかったら、将来必ずや衰える期がくるのであります。同時にまたこれに反して、その生まれつきとしては、さまで健…
教育の意義は立志に極まる 教育の意義は、立志の一事に極まると言ってもよいほどです。故にまた真に志が立つならば、ある意味では、もはやしいて教え込む必要はないとさえ言えましょう。というのも真に志が立ったら…
人生を深く生きるということは、自分の悩みや苦しみの意味を深く噛みしめることによって、かような苦しみは、必ずしも自分一人だけのものではなくて、多くの人々が、ひとしく悩み苦しみつつあるのだ、ということが…
国家と国民 一つの国家においても、その成員たる一人びとりの国民が、いかほど深く国家民族の使命を自覚しているか否かによって、その国家の運命に重大な相違が生ずると言えるわけであって、これは何人にも明らかな…