惟だ父母に順にしてのみ以て憂を解くべし|6月19日のことです。
惟だ父母に順にしてのみ以て憂を解くべし
人之れを悦ぶと好色と富貴とも以て憂を解くに足るものなし。惟だ父母に順にしてのみ以て憂を解くべし。(万章上首章)
ひとこれをよろこぶとこうしょくとふうきとももってうれいをとくにたるものなし。ただふぼにじゅんにしてのみもってうれいをとくべし。(ばんしょうかみしゅしょう)
【訳】
天下の人々が喜んで心服することも、美人も富貴も、全て(舜にとっては)憂いを解くに足るものではなかった。ただ、父母に愛されることだけが(舜の)憂いを解く唯一のものであった。
〇松陰は、「人々に心服されても、美人や富貴を手に入れても憂いを解けないという人物は舜だけであり、舜が至考である理由である」と述べ、「美人や富貴ばかり求め、親の思いを顧みない一般の人々の心こそ、最も警戒すべきである」と記している。
6月19日の孟子一日一言です。
ようやく離婁が終わりました。
孟子の言葉はネット上にも少なくもっと勉強する必要があるなと思いますね。
まず、読み方がわからないことがあります。
このことは私自身に言えることかもしれませんね。
愛情表現が苦手です。
親に対して感謝もしていますし尊敬もしますがなかなか表していませんね。
何があろうと親は親。
自分がこの世に生まれたのはまぎれもなく両親あってのことです。
どんなにお金や地位や名誉があっても親から嫌われていることの方が問題かもしれませんね。
今日も一日がんばります。