教ふるに人倫を以て|1月22日のことです。
教ふるに人倫を以て
人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめ教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信あり。(滕文公上四章)
ひとのみちあるや、ほうしょくだんい、いっきょしておしえなければ、すなわちきんじゅうにちかし。せいじんこれをうれうるにあり、せいをしてしとたらしめるおしうるにじんりんをもってして、ふうししんあり、くんしんぎあり、ふうふべつあり、ちょうようじょあり、ほうゆうしんあり。(とうのぶんこうかみよんしょう)
【訳】
人は衣食が足り、怠けて教育を受けないと、全く鳥や獣のようになってしまう。聖人はこれを心配して、(舜の家臣)契を教育担当の役人とし、人々に人の道を教えさせた。(こうして)父子には親愛、君臣には礼儀、夫婦には区別、長幼には順序、親友には信義があるというようになった。
1月22日、孟子一日一言の言葉です。
きっと頭に残すというにはなにかコツがあるのでしょうね。
教育といっても様々ですが納得して頭に残すように教えるということは実際とても難しいことです。
人の生きる道筋ですら教えられなければ禽獣と同じとなってしまう。
ものには道理がある。
それをどうやって学び、頭に残し実践していくのかというのは生涯の課題なのでしょうね。
今日も一日がんばります。