敵撃つべきを知り、吾が卒の以て撃つべきを知りて、(地形)|6月13日
Release: 2020/06/13 Update: 2020/06/13
敵撃つべきを知り、吾が卒の以て撃つべきを知りて、(地形)
知敵之可撃、知吾卒之可以撃、(而不知地形之不可以戦、勝之半也。)
「敵に勝つ自信があり、味方は勝てるだけの実力を持っていると認識していたとしても、(地の利が悪いことに気づかなければ、これもまた勝敗の確立は五分五分である)」
彼我の戦力を知り尽くしていつだけではまだ不十分である。地の利を得ているか否かを認識しなければならない。将たる者の地形を把握することの重要性が、ここで強調されている。
かっこ内は、地形の以て戦うべからざるを知らざるは、勝の半ばなり。と訓ずる。
6月13日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
自分の実力を知って、敵に隙があるかを知ってもまだまだ。
最後は地の利があるかということも確認する。
なかなか簡単には戦えませんね。
当然のことです。
絶対に負けられないのですから。
常に自軍が圧倒的に有利な状態でない限り戦ってはいけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
辞(ことば)卑(ひく)くして備えを益すは、進まんとするなり。辞強くして進駆(しんく)するは、退かんとするなり。(行軍) 辞卑而益備者、進也、辞強而進駆者、退也。 「敵の軍使が口ではへりくだったことをい…
軍政に曰く、言えども相聞こえず、故に金鼓(きんこ)を為(つく)る。視(しめ)せども相見えず、故に旌旗(せいき)を為ると。 軍政曰、言不相聞、故爲之金鼓。 視不相見、故爲之旌旗。 (夫金鼓旌旗者、所以一…
兵を用うるの法、其の来らざるを恃むこと無く、吾を以て待つ有るを恃むなり。(九変〉 用兵之方、無恃其不来、恃吾有以待也。(無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。) 「戦争にさいしては、敵が来襲しないように期待を…
兵を用うるの法、十なれば則(すなわ)これを囲み、五なれば則(すなわ)これを攻め、(謀攻) 用兵之法、十則囲之、五則攻之、(倍則分之、敵則能戦之、少則能逃之、不若則能避之。故小敵之堅、大敵之擒也。) 「…
君の軍に患(うれ)うる所以の者に三あり。軍の以て進むべからざるを知らずして、 君之所以患於軍者三。不知軍之不可以進、而謂之進(不知軍之不可以退、 而謂之退。是謂縻軍。) 「君主が出しゃばって軍を危機に…