丸山敏雄

奇跡とは|11月21日のことです。

丸山敏雄 2018/11/21公開

奇跡とは 人が真心をうちこめて進んで喜んで全力を傾けた時、ことに純情の人が高い目的のために心を一つにして命がけの働きを集めた時、思いもよらぬケタはずれの見事な結果が現われる。これを、人間は「奇跡」とい ・・・

水に感謝|11月20日のことです。

丸山敏雄 2018/11/21公開

水に感謝 私は皆様に提唱したい。「朝あさの洗面こそは、私どもが物質の恩を感謝する最初の礼式」と致そうではありませんか。 井戸(水道の出口)に向かって一礼して、この清水をちょうだい致しましょう。そして、 ・・・

苦難は正義の友|11月19日のことです。

丸山敏雄 2018/11/19公開

苦難は正義の友 ある人は言った。 「難問題にぶち当たった時、もつれた糸をときほぐすような気持ちでこれにあたる。急いではならぬ、さわいではいかぬ。じっと見ていると、糸口が見つかる。静かに、一つひとつほぐ ・・・

言葉を練る|11月18日のことです。

丸山敏雄 2018/11/18公開

言葉を練る どうしたならば、言葉が本来の威力を発動してくるのであろうか。 言葉も、これを知っただけで、なまはんかに使ったのでは、まだ借りものでしかない。 何度も何度もつかって、つかって、使いこなして、 ・・・

はたらきと遊び|11月17日のことです。

丸山敏雄 2018/11/17公開

はたらきと遊び はたらきも、気持ちよくやっておればこれほど愉快なものはなく、はたらき自身が遊びとなる。 昔の人が、「芸に遊ぶ」といったのは、この境地をさしたのであろう。 そう見てくると、はたらきと遊び ・・・

万象わが師|11月16日のことです。

丸山敏雄 2018/11/16公開

万象わが師 自然の真理は百科事典、書籍の索引である。万象は真理の顕現であり、芸術の開花である。 目を開いてこれを見、口をすすいでこれを味わい、心を空にしてこれに対するとき、興味津々、地上は喜びの楽土に ・・・

空所をもつ|11月15日のことです。

丸山敏雄 2018/11/15公開

空所をもつ 恩師は私に「空所をもて」と教えてくれた。空所というのは、一家のだれも住んでいない部屋(神仏の間とか)があるように、一日に一度、職業と関係のない時間をもてといったことである。空なところとは、 ・・・

上達の道|11月14日のことです。

丸山敏雄 2018/11/14公開

上達の道 書道をはじめたほどの方であったら、早く上手になりたいと願わない人は一人もありますまい。 そして上達したいと念願する人は、導く師が上手にしてくれるのだ、と思っておられる方が大部分ではないでしょ ・・・

衣は心を変える|11月13日のことです。

丸山敏雄 2018/11/13公開

衣は心を変える 店にいる人たちの着物は、大切な役目を受け持つことを知っていただきたい。「居は気を移す」と申しますが、衣は心を変えるのです。衣服が美しいと心も清く、よごれ乱れてくると、心も曇り騒いできま ・・・

金銭を得る人|11月12日のことです。

丸山敏雄 2018/11/12公開

金銭を得る人 ほんとうの金銭を得る人は、無欲の人である。大事業家は、無欲の人である。事業は欲心で左右されるようなものではない。ただせずにおられず、仕事そのものがすでに無上の喜び、無限の恵みであって、歓 ・・・