死生を超える道
死生を超える道
偉大な人の生命の誠は、肉体の死んだ後にもその威力を失わないものであります。否、肉体が解体すると、かえってその人の誠は、自在にその威力を発揮してくるとも言えましょう。何となれば、もはや、その人から肉体というおおいが取り除かれるからであります。
こう考えてきますと、死生の悟りと言っても別にはなくて、お互いにこの生ある間を、真に生命がけで生き切るという他ないわけであります。これを先に生に徹することが、やがてまた死生を超える道だと申したゆえんであります。われわれが肉体をもって生まれてきた以上、どうせいつかは死なねばならぬのであります。そして死ぬとは結局、生まれた以前の故郷に帰るこことでありましょう。
ですからわれわれは、この世にある間は、自分の全力を挙げてこの世の務めを尽くす。これやがて、安んじて死に得る唯一の道であります。
修身教授録
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実際自分のやるべきことに気づいて死ぬ人どれくらいいるのでしょうか。
若いうちにこういうことを少しでも感じれいてばいかったのですがね。
とにかく今はやるべきことが多いわけですからそれにまい進するしかないとは思います。
会社の永続というのはなかなかのテーマといってもいいですから。
廃業がどんどん進んでいる現状はこういうことに気づかないでいるからなのでしょうね。
自分が元気でいる間のことしか考えないのは実際おめでたいかもしれません。