況(いわ)んや遠き者は数十里、近き者は数理なるをや。吾を以てこれを度(はか)るに。|3月10日
況(いわ)んや遠き者は数十里、近き者は数理なるをや。吾を以てこれを度(はか)るに。
況遠者数十里、近者数理乎。以吾度之、(越人之兵雖多、亦奚益於勝敗哉。故曰、勝可爲也。敵雖衆、可使無鬭。)
「まして遠ければ数十里、近くても数理もはなれている友軍を救援できないのも当然である。私が考えるのに、(敵の越の兵がいかに多かろうと、それだけで勝敗を決定できるものではない。勝利の条件は人が作り出すもの、敵軍がいかに多くても、戦えないようにしなければならない)」
越人(えつびと)の兵多しと雖も、亦奚(なん)ぞ勝敗に益せんや。故に曰く、勝ちは為すべきなり。敵衆しと雖も、闘うこと無からしむべし。と訓ずる。
3月10日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
数だけが勝利を決するものではない。
よくよく頭を使い戦わずして勝つ戦略を練らねばなりませんね。
大事なことはどこで戦うか、いつ戦うかを自軍のもっとも有利となる時に行うということですね。
今の状況もまさしくある程度の予測を立てながら動いていることが大事なことです。、
商売でいえば最悪の事態を想定しながらも攻めもうっていくいく。
難しいが兵は国の大事。百戦百勝は善の善なるものあらず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなりですね。
今日も一日がんばります。