涙のむこうに|10月22日
Release: 2019/10/23 Update: 2019/10/23
涙のむこうに
涙、これは怒るために出すものではない。怒れば毒素と変じて、己の肉体をはばみ、他人を害する。
ただ己の罪悪を深く感じて、私情私恨のすべてを消しつくし、涙に明け暮れるわび、ざんげ・・・。
これまでひそんでいた人間性が、我欲の衣と私情のアカをはぎとられ、えんえんと燃え、やがて聖愛の野に燃えさかる。
涙の洗浄によって、倫理生活に純愛の発見流露というはつらつと生きた浄地がうち開けてきた。
10月23日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
こういう言葉を作れるのは実にすばらしいですね。
我欲の衣を消しつくす。
それが涙というのは納得できることでもあります。
しかし、それが簡単ではない何年もかかります。
だから、古人に学ぶこともとても大切なことなんですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
時の記念日 六月十日は、「時の記念日」である。 しかし時間を正確に守るのは、実は文化の進んだ社会でのことではなくて、動物の生活は、時間厳守で一歩もまちがえない。 正しい時間の中に生きているのが、生物の…
成就の秘訣 「成就の秘訣」、それは別に変ったことがあるのではない。思い立ったらやめない、出来上がるまで止めないということである。 どうしたら、続けることが出来るのであろうか。続けるといっても、実は、繰…
くくりつける くくりをつけ得ない人は、今取り扱っている物を、またその仕事を、キャッチ出来ない人である。後始末をつけるのは、その物(その仕事)に日日の区切りをつけ、しまりをつけるばかりではなく、それがそ…
女性の心は大地の心 女性は静である。すべてを受け入れる。 雨は落ちてさわがしい。風は吹いて音をさせる。その雨風をそのまま受けて少しも動かないのは、大地である。 大地は、万物をはぐくみ育てる。すべてを受…
ものに感謝する ものを用いるときの心がまえはーー、「命をかけて作ったものとして、愛情をかける」ということです。 工人がまごころこめてつくったものを、着たり使ったり、あるいはお百姓が苦心してつくってくれ…