涙の調教を経た愛|9月29日のことです
Release: 2019/09/29 Update: 2020/01/11
涙の調教を経た愛
涙の調教を経ない、いわゆる愛は、山から捕えてきたばかりのサルのように、どこにかみつくかわからない。
愛は、人間のものにならなければならぬ。
愛が人間のものとなってくると、まずにじみ出るのは憐憫(れんびん)の情である。
人間の心はここに動物からはっきりと距離を引きはなしてくる。
同情は、人間普遍の愛である。これが高められて、友愛となり、師弟の愛となり、主従の愛となり、ついに浄められて、親子絶対の愛となる。
9月29日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
同情という気持ちは重要な気持ちということですね。
同情するなら…という言葉からあまり同情という気持ちはよくない気持ちに感じてしまいますが実際は大事な気持ちです。
それが愛の始まりなんですね。
思いやりの気持ちも同情かもしれません。
大事にしなければなりません。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
男の心意気 仕事にかかる時は、帯を締め直さねばならぬ。太古の人たちは、野山で切り取ったかずらを腰に結び、平安朝時代のみやびおは石で飾りをつけた帯を束帯の上にしめた。 帯が地肌にしめられたものが「ふんど…
病と心 曇天(どんてん)には頭が思い、雨天には神経痛がいたみ、リュウマチがうずくという人が多いが、どこでも天気模様がその原因であるのではなくて、曇をきらい、雨をいやがる心がその原因である。 およそ病気…
国民の敬の高峰 千古の国土に悠久の古より住み、国をなし文化をなした日本民族、その一貫不変の連続相は何か、国土、これは他民族に取って代わられたことが無い。 民族としての思想は、独立自守、日出づる国として…
性は生命力 生命の断絶は、貧乏からくるのでも、食糧からくるのでも、病弱からくるものでもない。まさしく「性のみだれ」からくる。 性のみだれは、天、人ともに許さぬ人類の敵である。 性の神聖を保つこと、これ…
我が身を引きうける 何か不都合が起こったとき、それは自分が悪いのである。 苦しいときには自分が間違っていたのであり、人が苦しむときも己が至らないからであると、一切を己の責めに取る。骨、我が身に引きうけ…