白圭ー二十にして一(の税)|9月25日のことです。
Release: 2018/09/25 Update: 2018/09/25
白圭ー二十にして一(の税)
白圭曰く、吾れ二十にして一(の税)を取らんと欲す。(告子下十章)
はくけいいわく、われにじゅうにしていつ(のぜい)をとらんとほっす。(こくししもじゅっしょう)
【訳】
白圭がいった。「(孟子先生、今の税金は重すぎます。私はずっと軽くして)二十分の一の税率にしたらよいと思います。いかがでしょうか」と。
〇松陰は、「当時の十分の一の税金でも国庫は不足していた状況であるのに、それを二十分の一にしようとは、白圭の議論は大げさで、実効のないものである。体制や国情の違いはあるので、一概に論ずることはできない。しかし、少しでも税率を下げて民衆の恩恵を施すなら、実用の議論ということができよう」と記している。
9月25日、孟子一日一言の言葉です。
税金のことは高いとは思いますがたくさんの議論が必要な問題だとも思います。
これからの社会福祉を考えたり、災害の多さでたくさんの人が困っているのを助けるのも税金なのでそこはしっかりと払うべきものは払わないといけないと感じます。
しっかりと将来を語った上のものだといいですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
山径の蹊間―用ふれば路を成す 山径の蹊間は介然之れを用ふれば路を成す。為間も用ひざれば則ち茅之を塞ぐ。今は茅、子の心塞げりと。(尽心下二十一章) さんけいのけいかんはしばらくこれをもちうればみちをなす…
教ふるに人倫を以て 人の道あるや、飽食暖衣、逸居して教なければ、則ち禽獣に近し。聖人之れを憂ふるあり、契をして司徒たらしめ教ふるに人倫を以てして、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信…
仁の不仁に勝つは、猶ほ水の火に勝つがごとし 仁の不仁に勝つは、猶ほ水の火に勝つがごとし。今の仁を為す者は、猶ほ一杯の水を以て一車薪の火を救ふがごときなり。熄まざれば則ち之れを水は火に勝たずと謂ふ。此れ…
仁・義 仁は内なり、外に非ざるなり。義は外なり、内に非ざるなり。(告子上四章) じんはうちなり、そとにあらざるなり。ぎはそとなり、うちにあらざるなり。(こくしかみよんしょう) 【訳】 (告子が言った)…
中心より面目に達す 其の親死すれば則ち挙げて之を壑に委つ。(中略)其の顙に泚たるありて睨して視ず。夫の泚たるに非ず、中心より面目に達す。(滕文公上五章) 【訳】 親が死ぬと、その死骸を運び、谷間に棄て…