窮すれば則ち独り其の身を善くし、達すれば則ち兼て天下を善くす|10月13日のことです。
窮すれば則ち独り其の身を善くし、達すれば則ち兼て天下を善くす
徳を尊び義を楽しめば、則ち囂々たるべし。故に士は窮するも義を失はず、達するも道を離れず。(中略)故に士は己れを得。(中略)故に民望みを失はず。(尽心上九章)
とくをとうとびぎをたのしめば、すなわちごうごうたるべし。ゆえにしはきゅうするもぎをうしなわず、たっするもみちをはなれず。(中略)ゆえにしはおのれをう。(中略)ゆえにたみのぞみをうしなわず。(じんしんかみきゅうしょう)
【訳】
ただ、徳を尊び義を楽しんでさえいれば、必ず自らの分に満足し、無欲の境地になれる。したがって、このような士は、たとえどんなに困窮しても義に外れたことをしないし、どんな栄達しても道から離れない。(中略)したがって士は自分の本分を全うすることができるし、(中略)人民はその人への期待を失わない。
10月13日、孟子一日一言の言葉です。
徳を尊び、義を楽しむ。
物事の選択をするときの基準というものが自分の中でしっかりと出来上がっている状態になるということが大事でしょうね。
まだまだ優柔不断で迷っている状態が自分かもしれません。
そもそもだれもが正しいと感じることを必ず選択しているのかなあと思います。
道というものは真っすぐに進めるものではないかもしれませんが外れることはないように心がけたいものです。
今日も一日がんばります。