第二十夜 万物は輪廻する

Release: 2025/05/22 Update: 2025/05/22

この世では、咲いた花は必ず散り、散っても、来る春にはまた必ず花が咲く。春に生えた草は秋風が吹くと枯れる。枯れてもまた春風にあえば必ず生えてくる。

 万物みなそうだ。だから無常といっても無常ではなく、有常といっても有常でなない。種だと思っていると草になり、草だと思ってる間に花開き、花と思う間に実となり、実と思う間にもとの種になる。

 してみると、種が本来の姿か、草が本来の姿か。このことを仏教では不止不転の理といい、儒教では循環の理という。万物みな、この道理をはずれることはない。(一一三)

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花が咲いては散り、草が生えては枯れ、また新たに芽吹いていく。この自然のうつろいを前にすると、移ろうことそのものが常であるという、静かな真理が見えてきます。

「無常でありながら無常ではない」という言葉には、確かな循環の気配があります。形を変えながらも絶えることなくつづくもの――それがこの世の本当の姿なのかもしれません。

人の営みも同じように、芽吹き、花咲き、実り、やがて次の種となってまた始まる。その流れの中で、今という瞬間にどんな意味を与えるか。それが私たちの在り方を決めるのだと思います。

あらゆる変化を怖れずに、流れの一部として自分を置く。その柔らかさと静けさを忘れずにいたいと思わされる一節でした。

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これは利用できそうなことが書いてありそうです。

より時間効率を上げるために学ぶ必要があります。

今日もはここまでです。

ありがとうございます。

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