美しい世界に住む|1月18日のことです。
食物でも住宅でも、人類は、永き歴史の推移につれて、物の役目を、より便利により完全に改良進歩させるだけでは満足ができずに、実用を越えた芸術の世界にまで高めずにはおきませんでした。
人の造った、物、事、それらのことごとくが、こうした美しさ、よさの中にあるということは、人の心、いや人そのものが、そこまで高められ、浄められ、暖められ、磨かれている、ということなのです。
御自分の体から、家から、お庭から、目に入るもの、耳に聞こえるもの、手に触れるもの、じっと見入ってごらんなさい。
丸山敏雄一日一話、1月18日の言葉です。
じっと物を見てみますとたしかにいろいろなものが便利になっていますがよくよく見てみると美しさも多々あるんだなぁと思います。
何気なくつかっているリモコン一つとってもなんだか美しい形に思えます。
あたりまえとは本当におそろしいもので、今こうして打っているキーボードですら誰かが一生懸命に考え抜いた末にできているものでもあります。
これから先、AI技術が進んだとしてもその技術ですか誰かが死ぬような思いで考えていることを忘れてはいけませんね。
自分で考えたものなど一つもなく、言葉ですらどこかで同じように考えた人がいるということです。
じっと見ることも時として必要かもしれませんね。
今日一日朗らかに安らかに進んで働きます。